味わいと香り
台湾特色茶の風味ホイール
台湾特色茶風味ホイールは、農業部・茶及飲料作物改良場(茶改場)が開発した視覚的な官能評価ツールで、台湾茶の共通言語をつくることを目的としています。売る側は説明に、買う側は照合に使います。どの区画を押しても、このサイトでその風味を持つ茶が一覧で表示されます。
どの区画でも押してみてください。薄い区画は、この一覧にその風味の茶がまだないという意味です。ホイールは台湾全体の語彙で、ここには113種しかありません。
このホイールの成り立ち
- まず茶サンプル茶改場は全臺各地の特色茶品質競技会から代表的な試料を約495点集めました。好みの数本を選んだのではなく、臺灣で実際に流通している茶を並べたということです。
- 25名の専門家が品評茶改場の製茶・官能評価の研究員が作業部会を組み、記述分析の手法で一点ずつ記録しました。一人が「香ばしい」と言っても根拠にはなりません。同じ一杯を前に多くの人が同じ語を選んで、はじめてその語がホイールに入ります。
- 産地へ戻して修正語彙を水色・香気・滋味の三系統に整理したうえで、説明会を開いて茶農家や業者の意見を聞き、修正を重ねました。ここが学術的な分類との最大の違いです。使う人が使いこなせない語は、変える。
ホイールの読み方
- 内から外へ中心は「香気」、その外は「甘い香り」、さらに外は「蜜香」、いちばん外でようやく「蜂蜜」——外へ行くほど具体的になります。感じたところで止まってかまいません。花の種類が言えなければ「花香」で十分です。
- 色は分類であって良し悪しではない青の区画(陳旧味・海洋・化学類)は「傷んだ茶」という意味ではありません。海苔の香りがする包種と、湿気て黴臭くなった茶は同じ語彙で記述されます。違うのは、その香りがその茶にあるべきかどうかです。
- 口当たりは尺度で、有無ではない純度・きめ・なめらかさ・濃度・余韻の五項目は、それぞれ両端をもつ一本の線です。問いは「あるかないか」ではなく「どちら寄りか」。
語彙の出典 茶及飲料作物改良場「台湾特色茶風味ホイール」