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26 通り

茶殻の使い道

一斤の茶を淹れると、濡れた茶殻が三、四キロ残ります。捨てる以外の行き先を、分量と頻度と失敗しやすい点まで書いてあります。

26 通り
消臭

冷蔵庫の消臭

乾いた茶殻は細かい孔だらけで、においの分子を捕まえます。活性炭と同じ仕組みです。

用意するもの

  • 茶殻
  • ガーゼ袋か古いストッキング

手順

  1. 茶殻を広げて天日か低温で乾かす。
  2. ガーゼ袋に入れ、口を結ぶ。
  3. 冷蔵庫の隅か野菜室に置く。
分量と頻度
1〜2週間ごとに交換。1回50〜100gの乾いた茶殻。
注意
完全に乾く前に袋詰めするとカビます。カビたら干し直さず袋ごと捨てる。
消臭

靴箱の消臭

靴箱のにおいは汗の中の細菌の代謝物から。茶殻はにおいと、その元になる湿気の両方を吸います。

用意するもの

  • 茶殻
  • 小さなガーゼ袋

手順

  1. 乾かした茶殻を小袋に入れる。
  2. 靴箱の隅か靴の中に入れる。
分量と頻度
毎週交換。
注意
靴の中では布を挟む。茶殻の色が淡い革に移ります。
消臭

クローゼットの消臭

クローゼットは密閉空間。逃げ場のない湿気がカビ臭になります。乾いた茶殻はにおいと湿度の両方に効きます。

用意するもの

  • 茶殻
  • 通気性のある布袋

手順

  1. 乾かした茶殻を通気性のある袋に入れる。
  2. ハンガーパイプに掛けるか引き出しに入れる。
分量と頻度
毎月交換。
注意
精油を数滴垂らすと香りがつきます。袋の外ではなく茶殻に垂らす。
消臭

車内の消臭

車内は狭く温度も上がるので、においがたまりやすい。茶殻は芳香剤のように覆うのではなく吸い取ります。

用意するもの

  • 茶殻
  • 小さな匂い袋

手順

  1. 乾かした茶殻を匂い袋に入れる。
  2. ダッシュボードか後部座席に置く。
分量と頻度
2週間ごとに交換。
注意
ダッシュボードは直射日光が長く当たり、袋は色あせ、茶殻も早く効かなくなります。
消臭

生ごみの消臭

生ごみの臭いの多くは滲み出る水分から。乾いた茶殻が吸えば、においも大半が消えます。

用意するもの

  • 乾いた茶殻

手順

  1. ごみの上に乾いた茶殻をかぶせる。
  2. 一晩置いてから捨てる。
分量と頻度
ごみを出す前に毎回。
注意
濡れた茶殻は逆効果。ここは必ず乾いたものを。
消臭

カーペットの消臭

カーペットの繊維はにおいを抱え込みます。茶殻をまいて置き、吸い取ると、繊維の中のにおいごと出ていきます。

用意するもの

  • 乾いた茶殻
  • 掃除機

手順

  1. 乾いた茶殻をカーペットに均一にまく。
  2. 15分置く。
  3. 掃除機で吸い取る。
分量と頻度
週1回、またはにおう箇所だけ。
注意
淡い色のカーペットは隅で試してから。強い焙煎の茶殻は色が残ることがあります。
掃除

油汚れの食器洗い

茶のタンニンは油をつかみ、濡れた茶殻には粗い表面がある。その二つが同時に働きます。

用意するもの

  • 濡れた茶殻
  • スポンジ(任意)

手順

  1. 淹れ終えた濡れた茶殻を取っておく。
  2. 茶殻で油の部分を直接こする。
  3. 水で洗い流す。
分量と頻度
食器洗いのたびに。
注意
ひどい油汚れには洗剤が必要。これは薄い油膜向けです。
掃除

まな板の生臭さ取り

生魚や生肉が木目に残す生臭さは水では落ちません。タンニンがその窒素化合物と結びつきます。

用意するもの

  • 濡れた茶殻

手順

  1. 生ものを扱った後、濡れた茶殻で表面をこする。
  2. 2〜3分置く。
  3. 水で流す。
分量と頻度
生ものを扱うたびに。
注意
重曹を少し使うとより効きます。木のまな板は立てて乾かす。
掃除

電子レンジの消臭

加熱すると茶殻の水蒸気が香りごと庫内に回り、壁についた油のにおいが拭き取りやすくなります。

用意するもの

  • 濡れた茶殻
  • 電子レンジ可の器

手順

  1. 濡れた茶殻をレンジ可の器に入れる。
  2. 1分加熱する。
  3. 扉を開けて蒸気を逃がし、庫内を拭く。
分量と頻度
週1〜2回。
注意
金属容器は不可。加熱直後の器は高温です。
掃除

木の家具を拭く

タンニンは木の上に薄い膜を残し、木目の色が深く、均一に見えるようになります。

用意するもの

  • 茶湯か濡れた茶殻
  • 柔らかい布2枚

手順

  1. 布に茶湯を含ませるか、濡れた茶殻を包む。
  2. 木目に沿って拭く。
  3. 乾いた布でもう一度拭く。
分量と頻度
週1回のお手入れ。
注意
紅茶や黒茶のほうが効果が出ます。布はよく絞る。水分が多いと木が吸います。
掃除

床を拭く

薄めた茶湯で拭くとべたつかず、足で持ち込まれた油分も少し取れます。

用意するもの

  • 茶湯
  • モップか布

手順

  1. 茶湯を水で薄める。
  2. いつも通り拭く。部分的には茶殻を布に包んで。
分量と頻度
週1回。
注意
木の床もタイルも可。淡い色のタイルは一部で試してから。
掃除

ガラスと鏡を拭く

緑茶は色が薄く澄んでいるので跡が残りません。仕上げに新聞紙を使うと布より毛羽が残りません。

用意するもの

  • 緑茶の茶湯
  • スプレーボトル
  • 乾いた布か新聞紙

手順

  1. 冷ました茶湯をスプレーボトルに入れる。
  2. ガラスに吹きかける。
  3. 乾いた布か新聞紙で拭き上げる。
分量と頻度
週1回。
注意
必ず漉すこと。茶殻の粒はガラスに細かい傷をつけます。
掃除

木の床の艶出し

布に包んだ乾いた茶殻はワックスより穏やかな研磨材です。出る艶は塗膜ではなく木そのものから。

用意するもの

  • 乾いた茶殻
  • 柔らかい布

手順

  1. 乾かした茶殻を布に包む。
  2. 木目に沿って床をこする。
  3. 乾いた布でもう一度磨く。
分量と頻度
月1回。
注意
無塗装の無垢材向け。塗装済みや突板の床では行わない。
からだ

目のむくみに

冷たさで血管が収縮し、むくみが少し引きます。ティーバッグはコットンよりよく密着し、垂れません。

用意するもの

  • 使用済みのティーバッグ

手順

  1. 使用済みのティーバッグを冷蔵庫で10分冷やす。
  2. 目を閉じて5〜10分のせる。
分量と頻度
週2〜3回。
注意
緑茶でも紅茶でも。冷凍庫から出したてはだめ。目の周りの皮膚を痛めます。
からだ

茶風呂

湯が茶葉に残ったポリフェノールを引き出します。上がった後、香料ほど直接的でない茶の香りが残ります。

用意するもの

  • 茶葉 30〜50 g
  • ガーゼ袋

手順

  1. 茶葉をガーゼ袋に入れる。
  2. 湯を張った浴槽に入れて浸す。
  3. 10〜15分浸かる。
分量と頻度
週1回。
注意
上がったら軽く流す。濃い茶湯は浴槽に薄い輪を残すので、濡れているうちに拭く。
からだ

足湯

40〜45度は熱すぎず心地よい範囲。茶葉は足のにおいにも同時に効きます。

用意するもの

  • 茶葉
  • ガーゼ袋
  • 足湯桶

手順

  1. 茶葉を袋に入れて桶に置く。
  2. 40〜45度の湯を注ぐ。
  3. 10〜15分浸かる。
分量と頻度
週2〜3回。
注意
生姜を数枚入れるとより温まります。足に傷があるときは避ける。
手仕事

布を染める

茶染は生成りから褐色までの穏やかな色。浸すたびに濃くなります。綿と麻は染まり、化繊は染まりません。

用意するもの

  • 茶葉 50 g
  • 水 1 L
  • 鍋と濾し器
  • 綿か麻の布

手順

  1. 紅茶か黒茶50gを水1Lで10分煮出す。
  2. 茶殻を漉して茶湯を残す。
  3. 布を30〜60分浸す。
  4. 取り出して干す。
分量と頻度
欲しい濃さに応じて回数を決める。
注意
未使用の茶葉は茶殻より濃く染まります。濃くしたいなら浸けて干すを繰り返す。長時間浸けても均一にはなりません。
手仕事

紙を染める

染めた紙は古びた色になり、包装紙やカード、ラベルに向きます。

用意するもの

  • 茶湯
  • 紙
  • 浅いバット

手順

  1. 茶湯を沸かして冷ます。
  2. 紙を5〜10分浸す。
  3. 取り出して平らに干す。
分量と頻度
必要に応じて。
注意
薄い紙は長く浸すと破れます。角をつままず下から支えて持ち上げる。
手仕事

茶葉枕

綿より硬く、そばがらより柔らかい。頭を乗せるとゆっくり沈みます。寝返りで少し音がします。

用意するもの

  • 大量の乾いた茶葉
  • 枕カバーか木綿の袋

手順

  1. 茶葉を完全に乾かす。
  2. 枕カバーか木綿の袋に詰める。
  3. 口を閉じる。
分量と頻度
中身は3〜6か月ごとに交換。
注意
完全に乾かすこと。一晩の体温と湿気で、残った水分が中でカビます。外からは見えません。
手仕事

匂い袋

小さくて持ち歩ける。数日入れておくと、取り出したものに茶の香りが移ります。

用意するもの

  • 乾いた茶葉
  • 小さな匂い袋
  • 精油(任意)

手順

  1. 乾いた茶葉を匂い袋に入れる。
  2. 好みで精油を数滴。
  3. 引き出しやかばんに入れる。
分量と頻度
1〜2か月ごとに交換。
注意
精油は袋の外ではなく茶葉に。外だと隣のものに移ります。
手仕事

蚊よけに燻す

乾いた茶殻は炎を上げず燻ります。蚊を遠ざけるのはその煙です。

用意するもの

  • 乾いた茶殻
  • 耐熱の器
  • ライター

手順

  1. 茶殻を完全に乾かす。
  2. 耐熱の器に入れて火をつける。
  3. 煙を広げる。
分量と頻度
夏の夕暮れに。
注意
火を使います。換気し、カーテンや紙から離し、その場を離れない。閉め切った室内では煙がきつい。
園芸・農業

鉢の堆肥に

茶殻は窒素を含み、分解されて肥料になります。表面ではなく土に埋めること。

用意するもの

  • 茶殻
  • 土か堆肥材料

手順

  1. 茶殻を乾かす。
  2. 土や堆肥材料と1:5で混ぜる。
  3. 鉢の下層か堆肥箱に埋める。
分量と頻度
月1回。
注意
表土に置くとカビ、コバエが来ます。埋めること。
園芸・農業

土に薄くまく

薄くまいて混ぜ込む。堆肥より量は少なく効きも遅いが、発酵を待たずに済みます。

用意するもの

  • 茶殻
  • 小さなスコップ

手順

  1. 乾かした茶殻を土の表面に薄くまく。
  2. 軽く土を混ぜる。
分量と頻度
2週間ごとに。
注意
観葉植物にも花にも。厚すぎると固まって水を通しません。
園芸・農業

薄めた茶湯で水やり

茶湯には微量の養分があり、薄めれば水やりに使えます。濃度が肝心で、そのままでは酸性が強すぎます。

用意するもの

  • 冷めた茶湯
  • 水
  • じょうろ

手順

  1. 冷めた茶湯と水を1:3で薄める。
  2. 土に注ぐか葉に霧吹きする。
分量と頻度
週1回。
注意
必ず冷ましたもの。熱い茶湯は根を傷めます。砂糖やミルク入りは不可。
園芸・農業

きのこの培地に

茶殻の繊維と窒素は菌糸の養分に向きます。設備と温湿度の管理が要ります。

用意するもの

  • 茶殻
  • おがくずと養分
  • ヒラタケの種菌
  • 培養箱

手順

  1. 茶殻をおがくず・養分と混ぜる。
  2. ヒラタケの種菌を植える。
  3. 温度と湿度を管理して育てる。
分量と頻度
ある程度の規模と技術が必要。
注意
滅菌しない培地には雑菌が生えます。これは台所ではなく、農家や地域の堆肥拠点向けです。
園芸・農業

大量堆肥・飼料

ドリンク店1軒で1日に百キロ単位の茶殻が出ます。有機肥料や飼料に転換するのは産業規模の話です。

用意するもの

  • 大量の茶殻
  • 堆肥設備

手順

  1. 茶殻を大量に回収する。
  2. 有機肥料か飼料に転換する。
分量と頻度
規模が必要。
注意
飼料にする場合は現地の法規と安全基準に適合すること。始める前に確認を。