← 茶を旅する
六亀・美濃
南部茶區
高雄の茶は散らばっています。六亀と那瑪夏は山中、美濃は平野、摩天嶺・桃源・茂林はそれぞれ別の一角に。この茶区を特別にしているのは**六亀の在来山茶**——誰かが持ち込んだ品種ではなく、人より先にその山にあった木です。美濃の平野と六亀の山は、一日でつなげます。

行程1
- 平野から山へ——美濃・六亀一日日帰り美濃湖でレンカク(水雉)を見る → 湧泉茶業(緑の保全認証を受けた茶園) → 美濃の客家料理か六亀の山の幸で昼食 → 六亀・新発村の山茶故事館で解説を聞き、在来山茶を味わい、揉捻やティーバッグ作りを体験 → 帰りにレンブを買う一日で回れますが、二か所のあいだは車が要ります。公共交通ではつながりません。山茶故事館の解説と体験は要予約。
見どころと歩道
山茶故事館(六亀・新発)
主題は台湾の在来山茶——この一帯でわざわざ足を運ぶ価値があるのはこれです。茶芸師の解説があり、試飲もでき、自分の手で茶を揉むこともできます。六亀茶はまさにこの木から作られ、台湾で野生山茶の栽培がもっとも多いのは、近くの南鳳山と鳴海山です。
美濃湖
美濃平野の湖で、レンカク(水雉)が見られます。早朝と夕方が光もよく、鳥にも会いやすい時間です。
湧泉茶業
美濃の茶園で、緑の保全ラベルを取得しています。このラベルの主眼は有機認証ではなく、その土地で野生動物が暮らし続けられるかどうかにあります。
順発茶園・七間茶屋
六亀の茶園と茶屋で、腰を下ろして飲めます。行く前に問い合わせを——山の茶屋は毎日開いているとは限りません。
荖濃の公廨
大武壠(タイヴォアン)族の祭祀の場で、清奉宮のかたわらにあります。旧暦九月十五日が開向の日で、一般の人も参列できます。生きている祭儀であって展示物ではありません。静かに見守り、撮影は必ず断ってから。
六亀の町並みと果樹園
太和堂薬房は目抜き通りに残る古い建物で、通りがかりに一見の価値があります。近くの果樹園では旬の果物が買え、この一帯はレンブで知られています。
自分の手でできること
在来山茶を味わい、自分で揉む
山茶故事館の体験内容は、茶芸師の解説、試飲、そして揉捻かティーバッグ作り。要予約。在来山茶は栽培品種とは別物の味で、一度は飲み比べる価値があります。
いつ、なにがあるか
旧暦九月十五日荖濃の公廨で行われる開向の日。新暦では十月から十一月ごろにあたりますが、年により動くので事前に確認を。
4〜9月レンカクが美濃湖で繁殖する季節。この数か月がもっとも見つけやすい時期です。
12〜4月レンブの季節。六亀一帯のレンブは甘みが強く、この土地からいちばん持ち帰りやすい土産です。
食・宿・交通
食美濃は客家の町で、粄條(板条)や客家小炒が探しやすい。六亀のほうは山の幸。昼にどちらで足を止めるかで決まります。
宿六亀・宝来のあたりには温泉宿があり、美濃には民宿があります。日帰りでも回れますが、一泊すれば那瑪夏や茂林も組み込めます。
交通高雄から台28線で美濃へ、台27線または台28線で六亀へ。この一帯を結ぶ公共交通はありません。自家用車かチャーターを。那瑪夏はさらに遠く山道も長いため、別に一日を充ててください。